這いよれ! ニャル子さん 感想
ラノベ原作。

以前原作の方を買って読んだのだが、どのような文章だったかあまり覚えていないため、そこに関して特筆すべき点はないと思われる。
凡庸、ただただその一言に尽きる。

このニャル子さんの魅力はなんといってもパロディだろう。
本編においてパロディは最も重視されているといえる。
そして「(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー」と繰り返すことによってサブリミナル的快感を得られる素晴らしいテンポのOP。

パロディの元ネタを知っているという知的興奮と、オンナノコカワイイ→萌えそしてOPの(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー阿澄佳奈という本能的興奮が生み出すハーモニー、まさに破壊的魅力である。


二つの意味で脳に訴えかけてきているとも言えるこのアニメってホントサイk……アニメ?こんなものが?
俺の好きなアニメだって?面白いジョークだぜ、まったく。


特撮、アニメ、ゲーム、はたまた洋画至るまで作者の自己満足でチョイスされたネタが羅列されたその様子はアニオタwikiの様な白々しさを感じる。

しかしそれは原作で作者がチョイスした段階では特に問題なかった、
原作の魅力はそこ以外にもあったからだ。

しかしアニメ化という工程で赤ちゃんぱっぱらぷーのニコ厨ちゃんにも食べられるように極限まで薄められた状態にされてしまっては話は別だ。
クトゥルフを噛み砕いてシュール調に仕上げた状態にしたものが薄め液の効果の限界だったのだ。

薄められた結果はいろいろとすっ飛ばしてニャル子のキャラクター性とパロディネタだけ先行させた中身のないスッカラカンな凡庸アニメになってしまってる。

作者独自の解釈(ルルイエがテーマパーク、実は皆宇宙人など)などを楽しむいわばコズミックラヴコメディーだったこの作品の魅力をなくして、昨今ありがちなキャラクターありき、あとはウンコ詰め合わせなクソアニメになってしまっているのが非常に残念。


何より残念なのが主人公:真尋が「なんかキレながらフォークを使う人」になってしまっていること。

原作では怒りを静かに表すかのごとく無心でフォークを刺すことによって真尋のキャラクター性を立たせ、しいてはその仕打ちを受けてなお真尋を愛するニャル子、そして嫌々ながらも受け入れるという二人という関係がアニメでは省略されている。

そして一番残念なのがこんなもので満足して「(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー」と喜んでいるニコ厨が残念。
君たちはこんなもので満足しちゃってていいの?

コメント

晶
2012年5月1日15:50

内容は読んでないけど、こっちを更新してて笑った。

ゆーじ
2012年5月1日20:26

mixiの転載です

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